右鎖骨下動脈起始異常と診断された娘が、8歳になりました
うちの娘は現在8歳。毎日小学校に通い、走るのも速くて、よく笑って、全力で日々を楽しんでいます。
めっちゃくちゃ元気すぎる強烈なタイプ!!😂
でも実は、彼女の心臓には「右鎖骨下動脈起始異常(ARSA)」という、ちょっと珍しい特徴があります。これは彼女がまだお腹の中にいた妊娠6ヶ月のときにわかりました。
妊娠6ヶ月、突然告げられた心臓の“奇形”
妊婦健診で先生が「順調ですよ」と言ってくれていたその時、心臓のあたりを見た瞬間に空気が変わりました。無言で何度も同じ場所を確認する先生に、不安を感じたのを覚えています。
その後の診察で告げられたのが「右鎖骨下動脈起始異常(ARSA)」という言葉でした。
「怖がらないで。これは実は200人に1人くらいの確率でいたりするそこまで珍しくない奇形で、他に異常がなければ問題ありません。」
そう言われても、妊娠中の私は動揺してしまい、涙が止まらず、何度もネットで検索してはさらに不安になってしまいました。
その後の胎児スクリーニング検査でも特に他の問題は見当たらないので「気にしなくて大丈夫」と言われても、心は揺れました
専門用語や心臓奇形という言葉に混乱し、「なんでうちの子が?」という思いが消えず、落ち込む日々が続きました。
本当に毎日毎日不安で押しつぶされそうでした😭
転院先・福岡でかけられた安心のひと言
出産は地元の福岡でと決め、紹介状をもって転院。新しい病院で先生がエコーを見ながら言ったのは、
「東京の先生が大丈夫って言うなら、大丈夫やろうね!」
その言葉に拍子抜けしましたが、不思議なほど気持ちが軽くなりました。「それでいいんだ」と思えるようになったのです。
めちゃくちゃ明るい先生だったんです!笑 その明るさにも救われました。
母の支え、そして前を向けた瞬間
心が押しつぶされそうだった私に、母が言ってくれた一言。
「何かあったら仕事辞めて、あんたのそばにおるから。」
その言葉が私の心を支えてくれました。
家族みんなで娘を守るぞ!と私自身が親として強くなれた気がしました。
元気に生まれてくれた娘、そして8歳の今
無事に元気に生まれてきたしんちゃん。出産後に小児科の先生が「何も問題ないと思うよ〜」と言ってくださったときの安心感は、今も忘れられません。
そして娘は今8歳。毎日を元気いっぱいに過ごしています。
同じ診断を受けたママたちへ
ARSAと聞いて不安になる気持ち、痛いほどわかります。でも、医師が「大丈夫」と言ってくれたなら、きっとその言葉を信じて大丈夫だと思います。
実際、ARSAを抱えながらも一生気づかずに過ごす人もたくさんいるそうです。
心配は尽きないかもしれません。でも、「今」を大切にする。それがきっと、親子にとっていちばん大事なことだと、私は思っています。
どうか少しでも、あなたの心が軽くなりますように。
まとめ
「右鎖骨下動脈起始異常(ARSA)」という聞き慣れない診断に、不安と戸惑いでいっぱいだった日々。
でも、医師や家族の言葉に支えられ、少しずつ前を向くことができました。
今、娘は元気に笑い、走り、学校生活を楽しんでいます。病名があっても、それがすべてではありません。
ARSAの診断に戸惑っている方がいたら、思い出してください。
「大丈夫」と言ってくれる人の声を信じていいんだと。そして、お子さんの笑顔を信じていいんだと。
この体験が、同じように悩む誰かの支えになりますように。