こんにちは。今日はわが家の愛犬が「膵炎(すいえん)」を発症してしまった体験談をお話しします。
(膵炎になった時のまる)
原因は、ほんの小さな油断でした。 一瞬だけテーブルに置きっぱなしにしてしまったネギ入りのチャーハン──それを愛犬が食べてしまったことがきっかけでした。
「まさか…」という思いと、「またやってしまった」という後悔。 実は以前、うちの子は湿布を誤飲してしまったことがあり、そのときの記事もブログにまとめました。
あれ以来、「もう絶対に誤飲させない」と誓っていたのに……。 この記事は、そんな私の失敗をふまえ、「膵炎の症状や原因」「治療法」も簡単にまとめています。誰かの役に立てば幸いです。
本当に一瞬の目を離したすきの出来事でした。まるの姉妹も誤飲で亡くなってしまっているので似た性格もあるのかもしれませんが、私が躾などを上手く出来たり一瞬の油断もしなければ防げたかもしれません😭
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📌 膵炎のサイン…あの“お祈りポーズ”に気づいて
ある朝、愛犬が突然ごはんを食べなくなりました。 それだけでなく、何度も吐き、背中を丸め、前足を前に突き出してうずくまるような姿勢──いわゆる“お祈りポーズ”をしていたのです。
これは、犬がお腹に痛みを感じているときに見せる典型的なポーズ。 「すぐに病院へ!」と連れて行ったところ、「膵炎の疑いが強い」と言われました。
今思い返せば、あの時にお祈りポーズを写真に撮っておけばよかったと思うのですが、その時はパニックでそれどころじゃなかったです。伸びしたままお尻を上げているようなポーズでした。
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🐾 なぜ膵炎に?犯人はネギチャーハン
先生の質問で、思い出したのが前日の夜のこと。 子どもが残したネギ入りチャーハンを片づけ忘れてしまい、朝起きたらお皿が空になっていたのです。
ネギは、犬にとっては中毒性のある食材。赤血球を壊してしまう成分があり、貧血や下痢・嘔吐の原因になります。 そして炒飯のような脂っこい料理は、犬の消化器に大きな負担をかけ、膵炎を引き起こすリスクが高いと言われています。
私のほんの一瞬の油断が、まるの身体に大きな負担を与えてしまったのです😭
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🏥 犬の膵炎とは?
膵炎とは、膵臓に炎症が起きてしまう病気です。膵臓は消化酵素を出す重要な器官。そこに異常が起きると、全身に影響を及ぼします。
■ 主な症状 • 吐く(嘔吐) • 食べない(食欲不振) • 元気がない • お腹の痛み(お祈りポーズ) • 下痢や脱水症状
とくに「ごはんをまったく食べない」「吐き続ける」「動かない」といった症状がそろう場合は、すぐに病院に行ってください。
まるは最初に黄色い液体を吐き出したのでただ事ではない!と思いました。
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💡 膵炎の原因になりやすいもの
膵炎の原因はさまざまありますが、主に次のようなものが関係しています。 • 脂っこい食事(人間の料理・揚げ物など) • 急な過食(食べ慣れない物をたくさん食べた) • 肥満や高齢 • 特定の犬種(ミニチュアシュナウザーなど)
うちの愛犬の場合は、「ネギ(中毒)+炒飯(高脂肪)」というダブルパンチだったことが大きかったと思います。
トイプードルもなりやすいみたいです。
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🚑 毎日の通院、検査、でも…
そこから始まったのは、毎日の通院と検査の日々。 点滴や血液検査、エコー検査を受け続け、治療費はどんどんかさみました。数日で10万円を超え、2週間で20万円を超える事態に。
そして一番つらかったのは、まるの元気がどんどんなくなっていくこと。 点滴や検査で通うたび、だんだんと目に力がなくなり、ごはんもまったく食べず、ベッドからも動かない状態に。
「このまま、弱っていってしまうのでは……」
そう思いながらも、言われるままに検査を受け続けていました。
少し元気になったらまた弱って…を繰り返しどんどん弱っていきました。
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🕊️ そして、病院を変える決断を
治療を続ける中で、私のなかである考えが浮かびました。
「他の病院でもう一度、見てもらったほうがいいのかもしれない」
次回の記事では、思いきってセカンドオピニオンを受けた話、そしてそれがまるの命を救うきっかけになった出来事をまとめます。
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🔚 最後に|ほんの油断が大きな危険に
今回は、私自身の反省を込めて書きました。 • ネギや玉ねぎなど中毒性のある食材を犬に与えない • 脂っこい料理を誤食させない • 「ちょっとくらい大丈夫」は、命取りになる
わかっていたつもりでも、「子どもが残したものを片づけるのを忘れる」など、家の中には危険がたくさんあります。
この記事が、同じように犬を飼っている方への注意喚起となればうれしいです。
📘 次に読みたい記事
👉 【実体験】セカンドオピニオンで救われた命|動物病院を変えて気づいたこと